© ブランド腕時計新作情報サイト【Watch Journal.net】 All rights reserved.

A.ランゲ&ゾーネ:ツァイトヴェルク ミニッツリピーター

A.ランゲ&ゾーネ:ツァイトヴェルク ミニッツリピーター【ジュネーブサロン2015新作腕時計】


SIHH 2015におけるA.ランゲ&ゾーネのハイライトと言えば、やはりこのツァイトヴェルク・ミニッツリピーターとなるでしょう。

直径44.2ミリ、厚さ14.1ミリという堂々たるプラチナケースにぎっしりと詰め込まれた、771ものパーツからなる精密なメカニズムは、10時位置にあるボタンを押せば、いついかなる時でも文字盤上にデジタル表示された時刻を、正確に音で奏でます。

このように表現すると単純に聞こえるかもしれませんが、これを伝統を重んじる機械式時計で実現するには、大変な複雑機構が必要であることは言うまでもありません。

A.ランゲ&ゾーネ:ツァイトヴェルク ミニッツリピーター

このモデルでは低音で正時を、複音で正10分を、高音で正分を知らせる仕組みとなっていますが、例えばチャイムが最も長くなる12時59分、すなわち低音を12回、複音を5回、高音を9回連続して奏でるには、約20秒の時間が必要となります。

仮に12時59分55秒にボタンを押したとしましょう。

もちろん、約20秒という時間をかけて、ツァイトヴェルクはチャイムを鳴らして12時59分を告げますが、チャイムが鳴り始めてから鳴り終わるまで、その内部において駆動輪列と時刻表示機構の連結を切ることで、時分表示を切り替えない仕組みになっています。

そしてチャイムを鳴らし終えた瞬間、ツァイトヴェルクはデジタル表示をジャンプさせて1時00分とします。

すなわちこの場合、ツァイトヴェルクが1時00分を表示するのは約15秒後となるのです。

更にはチャイムの作動中、リューズが引き出せないようになっています。

これはチャイムが作動中に表示時刻を変えることによって、ムーブメントがダメージを受けるのを防ぐ為の配慮でもあります。

A.ランゲ&ゾーネ:ツァイトヴェルク ミニッツリピーター

こうして常にデジタル表示の時分をいかなる時にも音で正確に奏でることを可能としたツァイトヴェルクですが、チャイムを作動させるには、やはり高いトルクが必要です。

ツァイトヴェルクのパワーリザーブは最大で約36時間ですが、現状ではその詳細は不明ながら、特許技術を使用したコンスタントフォース機構を備えており、駆動輪列に、そしてリピーター機構に常に最適なトルクを供給します。

文字盤上12時位置にあるパワーリザーブ表示は、残量が12時間を示すインデックスのみが赤で表示されており、パワーリザーブが12時間を切った状態では、チャイムが作動しないようになっています。

そんな機械式のミニッツリピーターとして高い機能性を誇るツァイトヴェルクはもちろん、チャイムの音質、音量にも細心の注意が払われています。

既出のストライキングタイムにおいては、文字盤を取り巻くように大きなゴングが配置されており、スモールセコンドの両脇にシンメトリーに配置されたハンマーが、内側から外側へ向かってゴングを打つようになっていましたが、本作においてゴングはスモールセコンドの裏側に配置されており、ハンマーは外側から内側に向かってゴングを打つようになっています。

当然ゴングは小さなものとなるはずですが、ケースとムーブメントの調整作業に細心の注意を払うことによって、一点の曇りもない響きと、長い余韻を作り上げていると言います。

A.ランゲ&ゾーネ:ツァイトヴェルク ミニッツリピーター

そしてもちろん、A.ランゲ&ゾーネの真骨頂といえる細部にまで渡る仕上げの美しさは、ムーブメントはもちろん、高度な技術を要するブラック・ポリッシュが施されたリピーター用ハンマーに至るまで、この個性の塊のようなタイムピースに素晴らしい付加価値を与えています。

このツァイトヴェルク・ミニッツリピーターは、至高のウォッチメゾン、A.ランゲ&ゾーネの一つの到達点と呼ぶに相応しい仕上がりと言うことができるでしょう。


A.ランゲ&ゾーネ:ツァイトヴェルク ミニッツリピーター(A. Lange & Sohne Zeitwerk Minute Repeater Ref. 147.025)仕様

Ref. 147.025

A.ランゲ&ゾーネ:ツァイトヴェルク ミニッツリピーター フロントA.ランゲ&ゾーネ:ツァイトヴェルク ミニッツリピーター バック

  • プラチナケース
  • ケース径:44.2mm
  • ケース厚:14.1mm
  • トランスパレント・ケースバック
  • キャリバー L043.5 搭載
  • 手巻き
  • デジタル式時・分表示
  • ミニッツリピーター機構
  • 部品点数:771
  • パワーリザーブ:36時間
  • 予価:44万ユーロ(ドイツ国内)

キャリバー L043.5


仕様、画像は公式サイトより引用。
A.ランゲ&ゾーネ / ツァイトヴェルク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ブライトリング:ナビタイマー 1884 リミテッド エディション イメージ

ブライトリング:ナビタイマー 1884 リミテッド エディション【2016新作腕時計】

1952年の初登場以来、ブライトリングの最も象徴的な存在として、世界中の時計ファンを魅了し続ける名機、ナビタイマー。 そんなナ…

シチズン:エコ・ドライブ ワン 限定モデル Ref. AR5014-04E イメージ

シチズン:エコ・ドライブ ワン【バーゼルワールド2016新作腕時計】

言わずと知れたシチズンの光発電クォーツ時計、エコ・ドライブ。 それは1973年の第一次オイルショック後、新しいエネルギー源の開…

オメガ:シーマスター プラネットオーシャン 600m オメガ コーアクシャル マスタークロノメーター 39.5mm Ref. 215.30.40.20.01.001

オメガ:シーマスター プラネットオーシャン 600m オメガ コーアクシャル マスタークロノメーター 39.5mm Ref. 215.30.40.20.01.001【2016新作腕時計】

現代のオメガを代表するダイバーウォッチ、プラネットオーシャン。 今年のバーゼルワールドにて、マスタークロノメーターにグレードア…

グラスヒュッテ・オリジナル:セネタ・エクセレンス Ref. 1-36-01-01-02-01 デザイン

グラスヒュッテ・オリジナル:セネタ エクセレンス【バーゼルワールド2016新作腕時計】

ドイツ時計産業の中心地として栄えたグラスヒュッテのウォッチメゾンたちは第二次世界大戦後、旧東ドイツ国営の G.U.B. として統合さ…

ページ上部へ戻る